夢はケーキ屋さん!?わたしがパティシエになるまでのお話(後編)

転職ノウハウ

前回はわたしが飲食に興味を持ったきっかけから、
専門学校に入学を決意するところまでをお話しました。

今回は入学を決め、その後どのようにパティシエという職業に就くことになるかをお話しします。

AO試験合格!入学までの足取り

とある女性パティシエシェフとの出会い

無事希望の専門学校に入学することが決まった高校3年生のわたしは、
母に勧められとあるイベントに参加します。

そのイベントとは、地元のケーキ屋でシェフをしている方を3名ほど集めて一般のお客様向けにお菓子教室を開催するというものでした。

何を作ったなど細かい内容までは覚えていませんが、雲の上のような存在の方々直々にレクチャーいただけるとても貴重な時間でした。

そしてそこで私は、将来自分が勤めることになるケーキ屋のシェフと出会います。

(※ここではSシェフとさせていただきます。)

当時女性のパティシエシェフは少々珍しく、わたしは思い切ってSシェフへ話しかけに行きました。

パティシエという職業のやりがいや大変なことを聞いたと思います。

笑顔が素敵で、やさしい人なんだろうなという印象でその日は終了しました。

入学後は怒涛の日々!選択の連続

市場調査でまさかの出来事!?

専門学校へ入学すると、夏休みを活用して市場調査という課題が出されました。

ざっくり言うと自分で調べた飲食店へ行って、そのお店のターゲット、価格帯、提供しているもの、利用してみて感じたことを調査しまとめるというものです。

そこでわたしは、Sシェフのお店へ市場調査に行くことにしました。

緊張しながらもケーキを買い、最後レジ担当の方に「先日お菓子教室でSシェフとお話させていただいたものです」と伝えました。

するとすぐSシェフに声をかけてくださり、仕込みの手を止めてわざわざわたしと話に出てきてくださいました。

その時わたしのことをちゃんと覚えていてくれたことがとても嬉しくて、ウキウキしながら帰宅したような気がします。

持ち帰って食べたケーキもどれも好みの味で、よりそのお店とシェフのことが好きになりました。

インターンシップで選んだのは…

一年時の終わり頃、約一週間のインターンシップ研修というものがありました。

市場調査したお店を中心にインターン先を決め、自分でアポイントの電話をかけ実際に働かせていただくというものです。

わたしはSシェフのお店で働いてみたい!と思っていたので、アポイントをとりインターン研修を受けさせてもらうことになりました。

ケーキ屋での業務は学校の実習でやっていることとはスケールやスピード感が違いとても大変でしたが、日々本当に勉強になりモチベーションがぐっと上がったのを覚えています。

ここで働かせてください!

そしてインターンシップが終わりを迎えるころ、わたしはまたもやSシェフにあることをお願いしていました。

それは、このままアルバイトとして働かせていただけないかということです。

気に入っていただけたのか、何とか了承をいただき土日だけアルバイトさせてもらうことになりました。

選考分けのとき、選んだのは…

わたしが通っていた専門学校は2年制で、1年時の実技では調理、製菓、製パン、ドリンクを学ぶことができました。

2年時では専攻が分かれ、調理科かまたは製菓製パン科を選ばなくてはなりませんでした。

ここでもかなり迷った挙句、高校3年生のときからアルバイトをしていたもう一つのレストランのシェフに相談するとこんなことを言われました。

「やったことないほうを選んでみたらいい。今はレストランで働いているから、パティシエをやってみたら?」

この言葉を聞いて素直にそうしてみようと思った私は、製菓製パン専攻を選び2年生になって学んでいくのでした。

2年生になるとより実践に近い店舗実習というカリキュラムがあったり、実習でつくるものもどんどんグレードアップしていきました。

毎日充実していて、自分には合っていると思うほどに自信がついていたのです。

いざ就活の時!やっぱりこのお店がいい!

いよいよ就活の時期になり、真剣に就職先を考えました。

この時にはパティシエになる決心はついていて、わたしの就活はかなりスムーズでした。

なぜならそう、Sシェフのもとでこのまま働きたい!と思っていたからです。

シェフに社員として採用していただけないかお話をすると、快諾してくれました。

履歴書や面接もしなくていいよと言われましたが、人生に一度きりの経験だし、筋は通して就職したい!と謎の使命感?に掻き立てられ後日スーツで履歴書片手に訪問し、ちゃっかり面接もしていただくのでした。

まとめ

いかがでしたか?
それも一重にいい出会いに恵まれたからだなと実感する他ないほどに周りの人に助けられてきました。

そもそも母がイベントがあることを教えてくれなかったら、この出会いはなかったのかもしれません。

いつどこで自分の運命に大きな影響を与える出会いや機会があるかはわからないですね。

チャンスが来たら掴めるよう、フットワーク軽くいたいものです。

将来に悩んだり、ケーキ屋さんで働きたいけどどうすればいいんだろう?と悩んでいる方の力に少しでもなれたら幸いです。

ケーキ屋さんで働くメリット、デメリット、リアルなお給料の話なんかも今後できたらなと思っています!

それでは今回はこの辺で失礼します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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